社内ブログへの記事投稿を勧めると、「何を書いてよいかわからない」と言われることがある。
今日のランチの話でもいいからまずは気軽に書いて欲しい、と答えることにしている。
ネットワークを介したコミュニケーションにおいては、今日何を食べた、とか、今日は暑いね、などという一見無駄に思えるような記事が、実は相手と距離感を縮める上で大きな効果がある。
インターネットでのブログ、またはmixiやGREEなどのSNSの使用経験がある人であれば、無意識にこの感覚が身についていると思われる。しかし、ネット上でのコミュニケーション経験が浅い人の場合は、「仕事に関係ない」記事の投稿が躊躇われるらしい。
「隣の席の社員と、天気やスポーツの話をすることを禁ずる」
そのような会社が仮にあったとして、仕事上のコミュニケーションが円滑に進むと考られるだろうか?
対面でのコミュニケーションを考えたときには、世間話の重要性を否定する人はいないだろう。
「業務上での気づき」「事業に対する思い」「今の仕事での課題」などという日記を毎日書く必要はないし、実際それは困難だ。
社内ブログ上でフランクに議論する素地を作るうえでも、世間話的な記事の存在は必須だと考える。
社内ブログに投稿した自分の日記を振り返ってみてみると、ここ最近、自分の仕事やお勧めのビジネス書籍などの話題が中心になっているのに気がつく。
「遊びの道具」と認識されるのを恐れていた面があるので、今後はもうすこし柔らかい記事を交えようと思っている。
「思いの共有」についてはなにかアナウンスされているのですか?
フランクなコミュニケーションもなしに思いを共有できるとは誰も考えないと思われるのですが。
なお、個人的には「思い」という言葉はちょっと汎用的すぎるように思えます。
「目的・価値観・優先順位の共有」というのは冗長ですかね。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2005-06-12 10:32
その通りです。
ただ、勤務時間中にブログに雑談を書くことについて、眉をひそめる管理者もいるのでは?
投稿情報: 丹野 | 2005-06-13 20:51