久しぶりのmixi新機能がニュース+横幅増加とは もう2年続くサービスなのに、十分なアーカイブ機能がない。フローばっかでストックが作りにくい。コミュニティの過去ログを踏まえずに何度も同じ議論が行われたり、あっちのコミュで起きた議論がこっちのコミュでも起きたりと、「知の流通」という観点でいえばどえらく無駄なことをしている。
久しぶりのmixi新機能がニュース+横幅増加とは
もう2年続くサービスなのに、十分なアーカイブ機能がない。フローばっかでストックが作りにくい。コミュニティの過去ログを踏まえずに何度も同じ議論が行われたり、あっちのコミュで起きた議論がこっちのコミュでも起きたりと、「知の流通」という観点でいえばどえらく無駄なことをしている。
まったく同じ課題が社内ブログや社内SNSでも考えられますね。
#mixiにおいてこの問題を解決するために必要なのは、コミュニティ内検索とユーザーのリテラシー向上でしょうか。
ベンチャー企業で働いています。
過去ログがどれだけ重要かは、特に知の「流通」を考えた場合には微妙な問題だと思います。
私が社内に「知の流通」を説明する際には、「蓄積は人の中に、交換は(オンラインの)システムで」という話をしていました。
例えばQ&Aの場合に「回答の再活用はどうするのか」という投げかけに対しては、「以前答えてもらった人が再確認と以前の感謝を込めて回答すればよい」と答えていました。
再活用では知識創造のスパイラルは生まれようがありませんが、別の人からの再回答であればそこにスパイラルが生まれるからです。
普通は、「交換は人に、蓄積はシステムに」という考え方なのでしょうが、正直な話私自身過去ログはとてもチェックしきれませんし、知りたいのは当時の知識ではなく、今の知識だと考えています。
過去ログをチェックするのは、その人が他人に聞くのが恥ずかしければチェックすればいいし(そのかわり最新の知識やその他の情報は得られない)、「過去ログをチェックしろ」というのは、リテラシーの高さでもなんでもなく、単に自分が的確に答えられないときのいいわけにすぎないのではないかと思うのです。
特に社内の場合、過去のアーカイブに頼るのはむしろ危険ではないのかな~とも思いますが・・・。
投稿情報: ProjectK | 2006-02-13 12:56
「蓄積は人の中に、交換は(オンラインの)システムで」というのはとても面白いと思いました。
以前恩を受けた人が、今度は別の人に恩を授ける、ということですね。
Q&Aを通じて人間関係の強化が行われるという副次的効果がありそうです。
>特に社内の場合、過去のアーカイブに頼るのはむしろ危険ではないのかな~とも
議論の前提として「知識」と言う言葉で何をイメージするかを一致させる必要があると思います。
例えば「自社製品のxxソフトを顧客企業のサーバーにインストールしようとしたところ、xxxというエラーが発生してしまいます。」といったトラブルの解決方法は時間が経過しても不変です。
「初めて訪問するお客様に対しては、どのような点を注意すればいいでしょうか」という問いに対しては、必ずしも正解があるわけではないですし、状況によっても変わるでしょう。
つまり、再利用可能な知識と、再利用しにくい知識(過去のアーカイブに頼ると危険な知識)があるのではないでしょうか。
もちろん、IT系の知識のみが再利用可能、というわけではなく、非IT系知識でも一定期間は再利用可能なものも多いと思います。
+++
ところで、ProjektKさんは会社での仕事をする上で、インターネット上の情報をどれだけ必要としますか?
私の仕事は一応IT系の部類に入ると思いますが、仕事をする上でGoogleが必須です。
例えば、ソフトウェア開発上のトラブルの解決方法をGoogleで探すのです。
一方で、全くGoogleを必要としない仕事をしている人がむしろ多いのではないか、と思います。
多分、「Google必要派の業種」と「Google不要派の業種」で全然異なるアプローチが必要なのかもしれません。(もちろんどっちが進んでいる、という話しではないです。)
このテーマに関する、ProjectKさんと私の認識のギャップに、本質的な何かが潜んでいるような気がします。
投稿情報: 丹野 | 2006-02-13 15:30
Googleはほとんど使わないですね。
もちろん検索に使うことはありますが、あくまでも補足的な使い方になると思います。
トラブルの解決方法を探したことはありますが、特に日常茶飯事というわけではなく、そういった意味では再利用の効率性みたいなものはあまり意識したことはありませんね。
私のコメントに少しニュアンス的な補足をすると、私は「検索したい人が検索して過去ログを過去ログとして参照する」ことは別に構わないし、それはそれで意味のあることだと考えています。
ただ一方で「過去ログを見てから発言しなさい」とか、「過去ログを検索しにくいから使えない」といった意見には違和感を感じてしまうのです。
投稿情報: ProjectK | 2006-02-15 08:48
>ただ一方で「過去ログを見てから発言しなさい」とか、「過去ログを検索しにくいから使えない」といった意見には違和感を感じてしまうのです。
非常によくわかります。QAサイトで、「それは既に過去に回答済みです。ちゃんと過去ログをみてから質問しなさい」みたいなツッコミをみますが、あれはイヤですね。
あと「状況をもっと説明しないとわからない」(たしかにそういうときもありますが。)っていうコメントも、質問する側が過度に慎重になってしまう理由かも。
解決方法を知っている人なら、ちょっと話しを聞くだけでトラブルの原因を推測できることも多いですよね。
投稿情報: 丹野 | 2006-02-15 09:58
つまり、「質問者と回答者の労力の合計」で考えれば、
a.状況を詳細に説明したり、過去ログを一生懸命さらったりする
b.ボソっと質問しちゃう
だと、bのほうが低コストなわけですね。
投稿情報: 丹野 | 2006-02-15 10:00
>つまり、「質問者と回答者の労力の合計」で考えれば、
そうですね。トータルで見ればその可能性が高いと思います。特にイントラネットの場合、会社「トータル」という考え方は重要かな、と。
(ややこししければ電話で解決!という手段も使えますしね。)
それと、「回答する」というのはアウトプットですから、前の答えをそのまま貼り付けるのではなく、その質問者の状況に応じた答えを工夫することは、そのまま本人のレベルアップにもつながっていくのではないかな、と思います。
投稿情報: ProjectK | 2006-02-16 08:09