社内ブログの特徴としてよくあげられるのが、「メール(フロー的)と違って後から記事を参照しやすい(ストック的)」という点です。
しかし果たして、ブログは本当にストック的なのでしょうか。
これは社内ブログの導入形態に依存していると思われます。
++++
RSSリーダーを使って、新着記事のみをチェックしているケースであればフロー的だし、ブログポータルを構築して過去記事を適切にアーカイブしている場合はストック的になるでしょう。
#社内ブログの有効性に関する議論において、時折すれ違いを感じることがあります。これはイメージしている導入形態の違いが原因だと思います。
またブログのテンプレート次第では、過去記事が参照しやすくなり、ストック的に活用されやすくなるでしょう。
++++
さて、ストック性向上などをねらって、当ブログのテンプレートを大幅に変更してみました。
・バナー部にナビゲーションをつける
⇒ナビゲーションが常に表示されており、任意のページに容易に移動することができます。操作性を向上させることで、新着記事以外の参照を促します。
・アーカイブリストをプルダウン化する。
⇒これまでサイドバーにあったアーカイブリストをプルダウン化してナビゲーション部に移動したことで、サイドバーがかなりすっきりしました。カテゴリの一覧性も高まったと思います。
・月別、カテゴリ別の記事タイトル一覧を表示する。
⇒過去の記事の検索を容易にし、古い記事の参照を促す意図があります。また、タイトル一覧を眺めることで、どのようなトピックを扱っているブログなのかを概観できる、という効果も狙っています。
まだまだ、工夫の余地があります。もっと変える予定です。
#ちゃんとテストしていないので、ブラウザによっては表示が乱れたりするかも。。。
《参考》
社内情報メディアをどう考えるか?(POLAR BEAR BLOG)
社内ブログを含めた社内情報メディアについて、ストック/フロー、デジタル/アナログの二軸で考察されています。
また、テンプレート変更にあたっては、下記の書籍が大変参考になりました。
なんとも奇遇です。
実は自分も先日過去のエントリの内容をちゃんとストックとして活かせる様にと思って、カテゴリごとのエントリ表示をカスタマイズしてみました。
(例)
http://blog.cybozu.co.jp/tomoy/blog/index.html
以前はここにエントリ本文がずらっと出ていて視認性が悪かったのですが、これで多少ましになりました。
そして「次は普通のホームページみたいにメニューとかナビゲーションの類はページの上の方にコンパクトに並べたいなぁ」というニーズを感じていました。
(プルダウンにする、というのは考えつきませんでした)
ストックを活かす工夫をしないとブログはただのフローになってしまいがちですよね。
もちろん「フローで構わない」という使い方もあるとは思いますが。
投稿情報: tomoy | 2006-02-01 13:42
お、奇遇ですね!
安田さんのブログは特に資料性が高いので、有益なカスタマイズだと思います。
web1.0でもここまでできた!みたいなブログにしたいと思ってます。
(ブログはweb1.5くらい?)
やってみてわかりましたが、MT(TypePad)って少々のカスタマイズ労力で、結構な情報共有ツールが作れちゃうかも。
ツールというより、プラットフォームですね。
投稿情報: 丹野 | 2006-02-01 16:22