知人がGREEで書いた日記に感銘を受けたので、許可を得て引用する。
授業で面白い論文を読んだ。理論の良し悪しの見分け方と良い理論の作り方に関するものだ。
良い理論とは、「理論のユーザー(経営理論であれば経営者)が状況に応じて使い分けられるもの」つまり「適用できる条件と出来ない条件が明示されている理論」だとされていた。「全てに対応できる」と謳ったものは眉唾ということだ。これは本質的な指摘だと感ずる。
こういった視点は社内ブログツールの有効性を考える際にも必要だろう。
私は、社内ブログは決して企業改革の万能ツールではないと思っている。(もちろん、万能だと思っている人は少ないだろうが)
- 社内ブログが有効に活用される、または活用されない企業の条件は何か。
組織形態、業種・職種、勤務形態、給与制度などの切り口で類型化できたら面白い。
社内ブログはグループウェアの一種だと考えます。
「有効活用される条件」を考えるにあたって、社内ブログとその他のグループウェアを分けて考えるべきでしょうか。
条件のうち、かなりの部分はグループウェアと同じになるのではないかと思われますが。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2005-05-31 12:38
私は、スケジュール管理や文書管理などを行う従来のグループウェアはMust have、社内ブログはNice to have、だと今のところ思っています。
投稿情報: 丹野 | 2005-06-01 07:44
ということは、グループウェアと切り離して考えるということですね。
また、グループウェアが(少なくともスケジュール管理・文書管理において)機能していることが前提に含まれる、と。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2005-06-01 12:24
そうですね、RSSなどで連携することがベターですが、必ずしも既存グループウェアと一体になっていなくても、社内ブログは有用であると思います。
投稿情報: 丹野 | 2005-06-01 12:29
言葉が足りませんでした。
グループウェアがスケジュール管理や文書管理などに活用されていることは前提とした上で「社内ブログが有効に活用される、または活用されない企業の条件は何か」を考えたい、ということをおっしゃっておられるのですよね。
グループウェアが十二分に活用されていれば、社内ブログなどなくても情報・意見がアウトプットされ、社内で共有されているはずではないか?
そんな疑問も感じます。
グループウェアでは足りず、社内ブログならば満たせる何かを明確にすることが「条件は何か」知るために必要なのでしょうね。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2005-06-02 12:48
そうですね、既存グループウェアでは「情報」は共有できるが、「思い」を共有しにくい、といったところでしょうか。
既存グループウェアとの関係はもう少し考察したいですね。
投稿情報: 丹野 | 2005-06-03 00:37