社内で企業内SBM(Social Bookmarks Manager)の実験を始めました。ちょっとだけご紹介します。
ツールの目的は下記の通り。
1.ニュースクリップの共有
2.社内に分散する情報リソースの整理
特に2を重要視しています。
私が勤務する会社では実に様々な情報管理アプリケーションを使用しています。
単一のグループウェア内にも掲示板・文書管理・スケジューラー(※1)・社内メール(※2)など様々な機能があり、情報が分散しがちです。
ブックマークツールによって、社内の情報の管理を一元化できるのではないかと考えています。
機能の概要は以下の通りです。
1.タグとコメントをつけてブックマークできる。
2.タグをグループ化できる。
3.タグクラウドを表示できる。
4.他のユーザーのブックマークを閲覧できる。(非公開設定も可能)
5.ブックマークしているユーザー数を表示できる。
6.ブックマーク数の多いURIの一覧表示できる(人気ブックマークランキング)
7.ブックマークレットで現在見ている情報を簡単にブックマークできる。
8.タグ、コメントを対象にした全文検索ができる。
要は社内del.icio.usですね。
検索機能によって、ブックマークを検索することで、アプリケーションを横断して検索した場合と、同じような結果を得ることができます。(もちろん、誰もブックマークしていない情報ソースは検索できませんが。。。)
特定のタグがついたブックマークの一覧を、他のユーザーに渡すことができるため、情報の引継ぎ、受け渡しも楽になります。例えば、「提案資料」「A社」というタグがついたブックマークを同僚に渡せば、A社に関する提案資料を一式共有できるわけです。
エンタープライズサーチでは、被リンク数に以外の情報評価が必要になりますが、ブックマーク数によって、情報の重要度を評価することも可能になりますね。
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ツールの名称はtagboatです。
まだ十分社内で活用されているとは言えない状況ですが、
個人的には社内の情報リソースへのアクセスが劇的に効率化しました。
昨年から社内SNSを研究テーマにしてきましたが、他のソーシャル系サービスについても企業内利用に関する研究を始めています。
【参考】
企業内ソーシャル・ブックマーク
- Polar Bear Blog
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※1 弊社で利用しているグループウェアでは、スケジュールにコメントを投稿できます。打ち合わせの議事録をスケジュールのコメントとして投稿される、なんてことも多いのです。
※2 社内メールというのはグループウェアユーザー間のメッセージアプリケーションです。スレッド型メール、公開先指定の掲示板のようなものです。
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