イントラブログ〔社内ブログ〕にSNS〔ソーシャルネットワーキングサイト〕は必要?〕
でも私は社内にSNSは必要と思えないのです。理由は単純です。
友達(今回の場合はイントラなので社員)が多い方が「善(よし)」とするシステムに疑問を感じるのです。
単なる社内での人気者が目立つ可能性があるのです。それは会社には必要あるのでしょうか?
会社が求めているのはナレッジシェアによる生産性のアップがメインであって、友達の多いかどうかは会社には関係がないのです。
さすがブログマン、宇宙人だけあって、1歳4ヶ月の赤ちゃんなのに素晴らしい洞察力です。
SNSの定義として、「ユーザー間の関係性の登録が可能」(つまり友達登録できる)とするならば、社内のコミュニケーションツールがブログではなくSNSである必要はないかもしれません。
ブログマンが指摘するように、社員は「社内で友達の数がどれだけ多いか」ではなく、「どれだけ情報を発信しているか」で評価されるべきです。
また、極論すれば社内SNSの目的は「社員全員が友達」という状況を目指すことだと私は思っています。社内のコミュニティツールにおいて、友達である・友達でないと区別し社員が友達として登録した社員以外への情報の公開を制限することについては、私も違和感を覚えます。
ただし、社員数が一万名を超えるような規模の大企業では、社内コネクションが円滑に仕事を進める上で重要だったりするケースもあります。(そのような企業では、社内接待があったりします。社内調整、なんて言葉が日常的使われます。)一万名を超えれば、イントラとはいえ社会です。一般社会と同様の人間関係の力学が発生します。
大企業においては、SNSで社員間の関係性が明らかになることで、それまで非公式に存在していた部門を越えたコミュニケーションパスが可視化・表面化されることで公式化し、部門間の意思疎通が図りやすくなる、という可能性があります。
Tiariには友達登録機能はありません。今後も実装する予定はありません。
社員同士が、お互いに相手の紹介文を投稿する機能は、有効かもしれないと思っています。コーチングにおけるアクナレッジメントにつながるからです。
ちなみに、私はSNSの定義を「組織内のソーシャルキャピタル形成を促すツール」と広くとらえています。その定義ではブログとブログポータルで構築した社内ブログもSNSとなります。
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