インフォテリア社の社内ブログ導入レポートがCNETに連載されている。今回は二回目でシステム選定基準の話が中心だ。
アクセス手順の容易さ(ユーザービリティ)とセキュリティを選定基準とした、とのことである。
さて、話を本筋に戻すと、ブログを導入するというのはメールや掲示板の不足を補うということであって、それらを置き換えるということではありません。あくまで、「会議室」ではなく「タバコ部屋」を、ピラミッドの最下層をつくりたかったのです。
社内ブログと「タバコ部屋」のメタファーは今後一般的に使用されるだろう。
ユーザーインターフェースを考える上ではこういう「クリック一回分の違い」を軽視しない姿勢は間違いなく重要度を増してきています。
私がmixiライクな社内ブログツールを自作した理由もこの「クリック一回分の違い」を追求したためである。
これだけブログが世の中で話題になっていても、社内システムとしてブログを使うという機運はまだまだ熟していないようで、色々とサービスやソフトウェアを探して検討したのですが、私の希望する要件にピッタリの選択肢はほとんどなかった、ということは特筆に値するでしょう。
私は社内ブログシステムの選定基準を次のように考えている。
1.操作が直感的にわかりやすく、使い勝手がよい。
2.個人認証の仕組みを備える。
3.足あとやランキング、新着コメント通知など、記事投稿へのインセンティブがある(=楽しい)。
私が知る限りでは、これらの基準を満たす社内ブログツールは、日本にはまだほとんどない。
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