というタイトルで会社のブログに記事を書きました。
イントラでのソーシャルウェアに関する実験について、ちょこっとだけ紹介しています。
アイデアが思い浮かぶと直ぐ作りたくなります。この年末年始の休みでGTDツールを一つ作ろうかと思っています。またどこかでご紹介できると思います。
というタイトルで会社のブログに記事を書きました。
イントラでのソーシャルウェアに関する実験について、ちょこっとだけ紹介しています。
アイデアが思い浮かぶと直ぐ作りたくなります。この年末年始の休みでGTDツールを一つ作ろうかと思っています。またどこかでご紹介できると思います。
コンピューターテレフォニー1月号に寄稿しました。
「ナレッジツールに進化する社内ブログ コールセンターでの活用『5つの用途』」というタイトルで、コールセンター内における社内ブログの活用方法について解説しております。
一般の書店には置いていない専門誌ですが、購読されている方はご一読ください。(P.30です)
サイボウズ、グループウェアとのシングルサインオンも可能な企業向けブログ
さらに、同社のグループウェア製品「サイボウズ Office 6」「サイボウズ ガルーン 2」と共通のログイン名/パスワードを利用できるシングルサインオン機能もサポートした。
グループウェアとのシングルサインオンは社内ブログ参加のハードルを下げる大きな効果があるだろう。
ユーザーは複数のID/パスワードを管理したくないものだ。社内に新しく導入されたシステムにアクセスした際に、ログインフォームが表示された時点で面倒くさくなってブラウザを閉じてしまう人も多いのではないか。
社内ブログは、掲示板の代替や日報ツールとして導入するケースもあれば、個人の自由な情報発信を促すためのコミュニケーションツールとして導入する場合もあるだろう。
後者の場合は強制力のない社員個人のボランタリーな発信が基本となり、社員の積極な投稿を促すための工夫が必要になる。また、投稿以前にまず社内ブログへのアクセスを習慣化させる必要がある。
グループウェアのポータル上に社内ブログへのリンクアイコンを表示し、グループウェアと社内ブログ間でシングルサインオンができるようにする。そうすれば社員を自然と社内ブログへ誘導することができ、社内ブログ利用の習慣化が進みやすいのではないだろうか。
iUGの会員限定SNSで「社内ブログ/SNS導入における注意点」というタイトルで、社内ブログ/SNS導入後にファシリテーターが注意すべき点について、記事を投稿した。
ご興味をお持ちのかたは、ぜひiUGに会員登録いただきたい。
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社内ブログ/SNSについては、そもそも導入前の時点で障壁を感じている方も多いと思う。
導入前の課題として考えられるのは次の3つだ。
1.稟議が通らない
2.システムを設定管理するスキルが社内に不足している。
3.要件に合ったシステムがない(価格/機能)
ここでは、「1.稟議が通らない」について考察してみたい。
「稟議が通りにくい」理由は、3つに大別できるだろう。
a.導入効果を上長に説明できない。
b.誹謗中傷や会社をむやみに批判するような投稿が行われるなど、導入後のリスクが懸念されている。
c.社内ブログ/SNSの導入効果について一般論としては理解できるが、自社に適用できるか不明。(活用できないかもしれない。)
「a.導入効果を上長に説明できない。」は最も多く耳にする。グループウェアやERPなどと異なり、導入効果を数値的に算出しにくい。部門を越えた情報共有、コミュニケーションの活性化、などの効果があるといわれているが、費用に見合う効果が得られるのか、といったところだ。
「b.導入後のリスクが懸念されている。」については、匿名掲示板や最近よく見られるブログの「炎上」騒ぎのような、所謂「荒れる」状態を心配している。
「c.自社に適用できるか不明」は、簡単にいえば、「果たしてみんな記事を投稿するだろうか」という懸念である。
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社内ブログ/SNS導入における、これらの課題については、簡単な解決方法が一つある。
「Just,do it!」
である。
私が社内ブログの導入の検討を始めた2年前とは違い、現在ではオープンソースのブログソフトやSNSソフトがいくつかあるし、安価でトライアルが可能な商用の社内ブログソフトも存在する。
案ずるよりも、まずは社内の遊休サーバーにそういった社内ブログ/SNSソフトをインストールしてみてはどうか。使ってみることで解消する疑問が多いのではないか。
a.導入効果を上長に説明できない。
⇒決済者に実際にブログを使って情報発信をしてもらう。社内ブログ、社内SNSによるコミュニケーションを実感してもらう。
b.導入後のリスクが懸念されている。
⇒私の経験上、実名で記事を投稿することをルールとすれば(システム上の制限をかけるとよい)、社内ブログが荒れる、ということは、まずない。これも実際に社内ブログを運用することで、実感いただけると思う。
c.自社に適用できるか不明
⇒これはやってみるまでわからない。もしかしたら、誰も投稿してくれないかもしれない。社内ブログへのアクセスが習慣化するまで、2ヶ月程度は気長に運用してみたほうが良いだろう。
ということで、導入の課題をクリアするコツとしては、「まずははじめてみる」ことをお勧めする次第である。
iUGの第四回研究会を昨日7/22(土)に開催しました。
いやー、今回も楽しかったです。
今回も約30名の方にご参加いただき、すごく盛り上がりました。
ご講演頂いた吉川さん、大川さん、そして参加者の皆さんに心よりお礼を申し上げます。
まじめなレポートは公式ブログに譲るとして、個人的な感想をつらつらと。。。
* * *
吉川さんにはナレッジマネジメントの観点からブログ/SNSの位置づけを整理して頂き、私自身、頭の中がとても整理されました。独自のフレームワークによって、ブログやSNSだけではなく、WikiやソーシャルブックマークなどがKMのなかで果たすであろう役割をまとめていただき、今後のブログやSNSの発展形を考える上で大変参考になりそうです。
大川さんの事例紹介は、導入提案のやりかた、評価方法の定義などが明確に整理されていました。「コミュニティを形成するためにツールに求められる3要素」に関する説明がとてもわかりやすく勉強になりました。
そしてグループディスカッション。
かなりレベルの高いディスカッションになったのではないでしょうか。社内のコミュニティやコミュニケーションについて、参加者のみなさんのそれぞれのご経験を聞くことができました。
Fig.1 参加者用名札
Fig.2 発表中の大川さん
Fig.3 熱いディスカッションの跡
* * *
企画や進行については、今回も色々とレッスンがありました。
特にグループディスカッションについては、毎回高い満足度を得ているもののの、企画についてはまだ「型」を作れていないです。少しずつ洗練されたものにしていきたいと思っています。
上の写真は懇親会の二次会の様子です。11名の方にご参加いただきました。(事務局メンバーいれて14人)
出席者の1/3の方に二次会までお付き合いいただけた、というのは満足度の高さを表している?
企画側と参加者のみなさんとの距離が近い、というのはこの会のいいところだと思っています。参加者の方にもそう思っていただけたら嬉しいです。
社内で企業内SBM(Social Bookmarks Manager)の実験を始めました。ちょっとだけご紹介します。
ツールの目的は下記の通り。
1.ニュースクリップの共有
2.社内に分散する情報リソースの整理
特に2を重要視しています。
私が勤務する会社では実に様々な情報管理アプリケーションを使用しています。
単一のグループウェア内にも掲示板・文書管理・スケジューラー(※1)・社内メール(※2)など様々な機能があり、情報が分散しがちです。
ブックマークツールによって、社内の情報の管理を一元化できるのではないかと考えています。
機能の概要は以下の通りです。
1.タグとコメントをつけてブックマークできる。
2.タグをグループ化できる。
3.タグクラウドを表示できる。
4.他のユーザーのブックマークを閲覧できる。(非公開設定も可能)
5.ブックマークしているユーザー数を表示できる。
6.ブックマーク数の多いURIの一覧表示できる(人気ブックマークランキング)
7.ブックマークレットで現在見ている情報を簡単にブックマークできる。
8.タグ、コメントを対象にした全文検索ができる。
要は社内del.icio.usですね。
検索機能によって、ブックマークを検索することで、アプリケーションを横断して検索した場合と、同じような結果を得ることができます。(もちろん、誰もブックマークしていない情報ソースは検索できませんが。。。)
特定のタグがついたブックマークの一覧を、他のユーザーに渡すことができるため、情報の引継ぎ、受け渡しも楽になります。例えば、「提案資料」「A社」というタグがついたブックマークを同僚に渡せば、A社に関する提案資料を一式共有できるわけです。
エンタープライズサーチでは、被リンク数に以外の情報評価が必要になりますが、ブックマーク数によって、情報の重要度を評価することも可能になりますね。
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ツールの名称はtagboatです。
まだ十分社内で活用されているとは言えない状況ですが、
個人的には社内の情報リソースへのアクセスが劇的に効率化しました。
昨年から社内SNSを研究テーマにしてきましたが、他のソーシャル系サービスについても企業内利用に関する研究を始めています。
【参考】
企業内ソーシャル・ブックマーク
- Polar Bear Blog
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※1 弊社で利用しているグループウェアでは、スケジュールにコメントを投稿できます。打ち合わせの議事録をスケジュールのコメントとして投稿される、なんてことも多いのです。
※2 社内メールというのはグループウェアユーザー間のメッセージアプリケーションです。スレッド型メール、公開先指定の掲示板のようなものです。
前回のエントリから3ヶ月以上あいてしまいました。
実は株式会社バーチャレクスを円満退職し、2006年3月からサイボウズ株式会社に所属しております。
担当業務はプロダクトマネージャーです。新規製品の企画立案等を行っています。
さて、もうひとつお知らせです。
私が代表を務めるiUG(intra BLOG/SNS Users Group)では、この度、会員登録制度を開始いたしました。
iUGではこれまで、研究発表会やインタビューなどの活動を精力的に実施してきました。
おかげさまでこれまでの活動については、大変ご好評を頂いておりますが、一定の会員数を有する会となることで、社会的信頼を得るとともに、より活動の範囲や質を向上させたいと考えております。
会員登録資格は、「社内ブログ/SNSに興味があること」のみです。
ユーザー、ベンダー等の立場を問いません。社内ブログ/SNSにご興味をお持ちの皆様には、是非会員登録していただければと思います。
会員の皆様の交流の場として、会員専用SNSもご用意いたしました。
よろしくお願い致します。
本日19:30から、社内ブログに関する会議を社内の有志で開催する予定です。
社内ブログTiariをリリースしてから一年以上たち、社内コミュニケーションツールとして段々定着してきた感があります。
課題もなんとなく見えてきたように思います。そこで、「ここらでみんなで社内コミュニケーションや情報共有について、議論してみよう!」ということになりました。
今のところ、参加予定者は私をいれて11名です。
クライアントサイトで働くスタッフが多い中、なかなか参加者のスケジュールを調整するのが難しいのですが、忙しいなか駆けつけてくれる人がたくさんいます。
下記のようなプログラムで進行する予定です。
■はじめに(ショートプレゼン)
「僕がTiariを作ったわけ」■第一部 Tiariについて語る
・あなたにとってTiariとは?
・Tiariを活用するとバーチャレクスグループはどうなる?
・Tiariがなくなったらどうなる?■第二部 今後の展開について議論する
・もっと活性化させるには?
・Tiariの利用ガイドラインについて
「社内コミュニケーションの課題」が浮かび上がってくればいいなと思っています。
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社内ブログのナレッジマネジメントツールとしての可能性について議論されることがあります。
「社員みんなが自分のノウハウをどんどんブログに書き込みはじめる、属人化した知識がどんどん形式知化される。社内ブログサーチをすると、過去のベストプラクティスがたくさん出てくる。」
このようにネット上で知識流通が完結してしまうような状態は理想ではありますが、実際はなかなか難しいでしょう。
「同じような問題意識をもった社員が結びつき、リアルな場で情報交換やディスカッションする機会を作り出す。」つまり、部門を越えた社員のオフラインの交流を活性化させる。これが社内ブログによるナレッジマネジメントのひとつのあり方かもしれません。
このような自主的な会合が今後も続けばいいな、と思います。
知的生産性のツールとしてのブログ(fladdict.net/blog 2005-04-28)
ただ、ブログを通じて自分が学習した最大のことは、
「自分がお金に変換できない情報やアイデアは、溜め込むよりも無料放出することで(無形の)大きな利益を得られる」
ということに尽きると思う。
これはインターネットブログだけではなく、イントラブログにも当てはなる真実だと思います。
社内ブログへの投稿インセンティブとして、ナレッジマネジメントへの貢献を人事評価における評価項目の一つにする、という方法もあるでしょう。
ただ、社内ブログに記事を投稿することが、「直接的に評価や金銭には結びつかないが、大きな利益や満足感を得られる」という実感を社員の皆さんに持ってもらうのが一番です。
そのためにはどうすればいいのか?
社内ブログを一年間運営してきた私にも、まだわかりません。
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今、ファシリテーション入門という本を読んでいます。
ファシリテーションについては以前から興味があったのですが、ちゃんと本を読むのは初めてです。
組織の意思決定の過程に参加させることは、仕事へのコミットメントを高めるのに最適なのです。
その結果として目標が達成できれば、組織て活動する醍醐味が味わえます。達成感に加えて、自分自身で人生を切り開いているという「自己有能感」や仲間から認められたという「承認の喜び」が得られます。組織への帰属感も強まり、さらなるモチベーションへとつながっていくのです。
このあたりに解があるような気がします。
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