アクセラテクノロジ社の社長による、社内ブログ導入に関する記事。
社内情報共有の方法として、これまで社内メーリングリストを使ってきました。メーリングリスト上で素晴らしい提案をしてくれる人もいましたが、皆忙しいと、何のレスポンスもなくそのまま埋もれてしまうこともありました。せっかく良い提案をしてくれる人のモチベーションが下がらないか、その点も気がきでなりませんでした。
社内ブログ導入に関する記事がすこしづつ目に留まるようになってきた。
アクセラテクノロジ社の社長による、社内ブログ導入に関する記事。
社内情報共有の方法として、これまで社内メーリングリストを使ってきました。メーリングリスト上で素晴らしい提案をしてくれる人もいましたが、皆忙しいと、何のレスポンスもなくそのまま埋もれてしまうこともありました。せっかく良い提案をしてくれる人のモチベーションが下がらないか、その点も気がきでなりませんでした。
社内ブログ導入に関する記事がすこしづつ目に留まるようになってきた。
CNETの「渡辺聡・情報化社会の航海図」に社内ブログ/社内SNSツールの市場性に関する記事があった。
SNSのエンタープライズ市場については、Beat Communicationの村井社長と度々情報交換をして将来シナリオを描いてみたりしているがどう成長していくのか見定めにくいところがある
SNSパッケージベンダーやSIerが次々と現れる一方で、オープンソースのSNSソフトや、XOOPSをつかってSNS的なサイトを構築しようという試みもあり、社内ブログツールの市場性はまだ不透明だと感じる。
営業管理ツール(直接はSFAが該当?)と繋げるか融合されるか、もしくは社内ポータルとしてグループウェアと融合されて提供されていくことだろう。長い目で見ると、単独のツールとして新しく提供されていくよりは棲み分けを行いつつ混じっていくと考える方が自然と言える。
グループウェアにブログやSNSの機能をが取り込まれていくのは自然の流れだろう。
一方でブログソフト側からグループウェアへの歩み寄りもある。COMLOGはスケジュール管理機能を搭載した社内ブログサービスだ。
後発グループウェアベンダーにとっては、ブログやSNSをキラーアプリケーションにしてグループウェア市場でのシェアを逆転するチャンスかもしれない。
インフォテリア社の社内ブログ導入レポートがCNETに連載されている。今回は二回目でシステム選定基準の話が中心だ。
アクセス手順の容易さ(ユーザービリティ)とセキュリティを選定基準とした、とのことである。
さて、話を本筋に戻すと、ブログを導入するというのはメールや掲示板の不足を補うということであって、それらを置き換えるということではありません。あくまで、「会議室」ではなく「タバコ部屋」を、ピラミッドの最下層をつくりたかったのです。
社内ブログと「タバコ部屋」のメタファーは今後一般的に使用されるだろう。
ユーザーインターフェースを考える上ではこういう「クリック一回分の違い」を軽視しない姿勢は間違いなく重要度を増してきています。
私がmixiライクな社内ブログツールを自作した理由もこの「クリック一回分の違い」を追求したためである。
これだけブログが世の中で話題になっていても、社内システムとしてブログを使うという機運はまだまだ熟していないようで、色々とサービスやソフトウェアを探して検討したのですが、私の希望する要件にピッタリの選択肢はほとんどなかった、ということは特筆に値するでしょう。
私は社内ブログシステムの選定基準を次のように考えている。
1.操作が直感的にわかりやすく、使い勝手がよい。
2.個人認証の仕組みを備える。
3.足あとやランキング、新着コメント通知など、記事投稿へのインセンティブがある(=楽しい)。
私が知る限りでは、これらの基準を満たす社内ブログツールは、日本にはまだほとんどない。
Query: Intranet RSS Aggregator
My friend, Andy Boyd, is looking for an Intranet RSS Aggregator. Oh, lazyweb, what do you know?
(友人がイントラネットで使えるRSSアグリゲーターを探している)
------------
Does anyone know of a web server RSS aggregator (like bloglines) we can install on our intranet. We are thinking about launching blogging but cannot add any software to the PCs and cannot use Internet based services.(イントラのWEBサーバーにRSSアグリゲーターをインストールしてで使いたいのだが、どなたかご存知ないだろうか。クライアントPCにソフトをインストールすることはできないし、インターネット上のサービスを使うこともできないのだが。)
------------I'd think that companies like Bloglines or NewsGator would be interested in this kind of service: pack up the software and install it on a server behind a firewall.
(企業はBloglinesやNewsGatorのようなサービスをファイヤーウォールの内側で利用することに興味をしめすだろう。)
日本でいえば、日立製作所が提供するSonnarだろうか。
社内ブログはUSでもまだまだ発展途上のようだ。
Googleは自社内でのコミュニケーションにブログを活用しており、企業向けブログをGoogleのサービスとして提供することも検討しているようだ。
若干古い記事だが引用する。
「導入以来、われわれはファイアウォールの内側でのさまざまなBlog利用方法を目にした。会議のメモをつけたり、分析情報を共有したり、コードの部品を共有したり、同時に個人的な利用法もあって、同僚に自分が考えていることを伝えたり、何をやっているかを教えたりする」とゴールドマン氏。「イントラネットと内部のドキュメントの基礎部分を増強していくのに、本当に役立つ」と同氏は説明する。
職場での利用に合わせたエンタープライズ版のBloggerを開発するかどうかも検討中だ。「これは当社が常に考えていたことであり、数人がこれについて検討している。研究対象になっているのは間違いない」とストーン氏は話している。
「良いデザインが出て来やすいのは、対象とするユーザーがあなた自身を含んでいる時だ。」といった人がいるが、自社で自らユーザーとして使用し、改良を重ねたブログシステムは、非常に使いやすいものになるに違いない。
日本の社内ブログベンダー各位はいかがだろうか。社内ブログで自社内のコミュニケーション改革を実現しているのだろうか。ぜひ積極的に自社の活用事例を公開していただければと思う。
ライブドアグループのNS総研が今年の初めにブログビジネスに関する白書を出版している。
アフィリエイト、SEO対策、ECサイトとの連携など成功するビジネスモデルに必須のブログを検証!ユーザー行動分析とともに効果的なブログ構築に役立つ調査結果を掲載!
若干だが社内ブログに関連する項目もあるようだ。
4.企業におけるブログ利用
4-2. 企業内システムでの利用
個人の情報交換ツールとしての可能性/グループウェアとの関係は? /企業内ブログ利用のメリット/本格的普及はこれから
6.ブログビジネスの可能性
6-2. 企業内のブログ利用の可能性
個人で購入するには若干高いので、読んでいない。
「本格的普及はこれから」とあるが、2006年の白書では、社内ブログはどのようにレポートされるだろうか。
インフォテリアの社内ブログは「ノン・スモーキングルーム」という名前ですが、これは、いわゆる「タバコ部屋」効果をイントラネット上で実現しようと意図してつけたものです。
インフォテリア株式会社の事例を経営者の視点からレポートしている。
書く内容を全く制限しないと遊びばかりになってしまったり、時間の無駄と懸念する向きもあるかもしれませんが、それは社員を信用しなさすぎ。実際、インフォテリアの社内ブログでは結構ディープな仕事の話もされたりしています。
トップが自由な書き込みを奨励することは、社内ブログを活性化させる上で、大変重要だと思われる。
ドリコムはSNS(ソーシャルネットワーキング)機能を取り入れた社内ブログシステム「ドリコムブログオフィスASP Ver.2.0」を発表した。ユーザー1人あたりの利用料金を月額400円とし、小規模でも導入しやすくした点が特徴だ。
マイページとお気に入りユーザーの登録(相互の友達登録ではないと思われる)の機能をもってSNS機能と言ってしまうことは、これまでTiariを社内SNSと呼ぶのを避けてきた私としては、若干ひっかかるが。(これは記者の方の解釈だと思われる)
社内ブログシステムがSNSの特徴的な機能を取り込んでいくことは、必然的な方向性だと私は考える。
下記はドリコムオフィス2.0のサービス紹介サイトである。
荒削りではあるが、具体的な導入メリットがよく整理されている。
http://office.drecom.co.jp/index.html
今後、イントラしての社内ブログがどれくらい使えるかが期待されているが、この結果を見る限り、メールの送受信をするように、あるいは社内の掲示板に書き込むように、うまくブログを使えば、ビジネスアプリとして浸透する可能性は高いかもしれない。そんな高機能でなくでも、非常にシンプルなもので足りるのではないだろうか。
株式会社市場通信のブログより。
社内ブログツール発展の方向性の一つとして、スケジュール管理などの既存グループウェアの機能を取り込む、という方向があると思うが、私もまずはシンプルなもので効果検証するのがよいと思う。
ただし、足あとや新着アラート、アクセスランキングなどの「楽しい仕組み」は、ユーザーの積極的な利用を促す上で重要だ。
記事中で引用されているホットリンクの調査結果については、別途詳細に読んでみたい。
ホットリサーチ第2回調査結果:社内ビジネスアプリケーション「グループウェア」利用者56.3%、ブログは「知識共有」のために有効 76.2%
Fred does a nice job of laying out the reasoning as to how blogs could be used to connect people and their experiences. I like that his idea talks about connecting people, whereas most people start talking about internal blogs being replacements for project status reports.
多くの人々が社内ブログを報告ツールの代替と考える一方で、フレッドは社内ブログを人と人とを繋げるツールと位置づけている。私はこのような考え方が好きだ。
先の記事で引用したブログに関するコメントである。
私も同感である。
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